こんにちは、ゆりです^ ^
新企画を始めてみました。
その名も、「隔週 韓流コラム」。
そのままです。隔週でお届けする(できたらいいなと思っている)コラムです。
コラムみたいな、日記みたいな、エッセイみたいな、そんなやつです。
続くかな?続くといいな。って感じです。温かく見守ってください☆
記念すべき第1回のタイトルは、
「音楽が聞こえない世界に生きるなら」です。
何の話かっていうとですね、
先日、アカデミー賞作品賞を受賞した映画、
CODA あいのうたを観てきました。
“耳の聞こえない家族の中で、ただひとりだけ耳が聞こえて、歌の才能を持つ娘と、家族の支え合いと絆を描いた映画”です。
この映画の原作であるフランス映画「エール!」を前に見たことがあって、
ストーリーも全部わかった状態で行ったはずなのに、
案の定、ひとり映画館で号泣をかましてきた筆者です。
家族の絆と愛を描いた、本当に素敵な映画なので、まだ見ていない方には絶対見てほしい名作ですが、
映画を見た後に、
耳が聞こえず、音楽が聞こえなくなった世界をふと想像して、
今の自分にはきっと耐えられないだろうな、と思ってしまいました。
韓流ドラマや映画で、こういうテーマを扱った作品で、私が見た作品あったかな〜と思い返してみたんですが、
映画「ハッピーログイン」がありました。
映画自体は、「ラブ・アクチュアリー」みたいな感じで、
いくつかのカップルの話を同時進行で進めながら、それぞれのカップルがいろんな所でちょっとずつ繋がっている映画です。
そのカップルの中の1人がイ・スホ。
カン・ハヌル演じるイ・スホは、耳が聞こえない天才作曲家。
聞こえないなんて分からなくなるほど、読唇術で「普通」に「会話」して生きていた彼が、
イ・ソム演じるチャ・ナヨンと二人でバンジージャンプをするシーンで、
どうしてバンジージャンプをしたいのかと聞かれて
들릴 것 같아서
聞こえるような気がして
といっていたシーンが印象的でした。
映画の後半で、イ・スホのセリフで
나 귀 아무렇지 않다 그랬었잖아
僕の耳のこと 平気だって言ってたよね티 안 난다 그랬잖아
聞こえてるように見えるって근데 나는 그렇게 피 나게 노력해서 다 알아듣게 하잖아
必死で努力して 口を読んで聞こえてるみたいにしてるけど그러면 뭐해
だから何だよ나는 진짜로 알아듣는 건 아니거든
本当に聞こえてるわけじゃないんだから하나도 안 들려
何も聞こえないんだよ
というセリフがあったのを思い出しました。
「聞こえるふり」をして、「普通」のふりをして生きてきた彼が、
フリをしたところで、実際は何も変わらないだってことに涙する姿が悲しくて、
見ながら一緒に悔しくなってました。
聞こえないって、世界にたった1人残されてしまうような気がします。
「普通」に聞こえる私たちは、どうやったらその寂しさに寄り添えるのか、ふと考えてしまいました。
そんなこんなで、「音楽が聞こえない世界」について考えていたら、
YouTubeでたまたまこんな動画を見かけたんです。
タイトルは、
「ペンタゴンとママムも解散を応援するバンドの正体」
ペンタゴンもMAMAMOOもすきままで激推ししてるアーティストだし、
この歌のうまさに定評のある2グループが「解散を願う」ってことは、
すんごい歌がうまいグループとかなのかな?
と浅はかに考えて(笑)動画を見たんですが、
このバンドの正体は、
「이층버스 / 2階建てバス」というプロジェクトバンド。
実は、
聴覚障害者に人工蝸牛管手術をプレゼントすることを目的とした、
プロジェクトバンドだったんです。
「解散を願う」というのは、
100人分の手術を支援できたら解散
というのを目標としているから、ということだそうです。
このプロジェクトの発起人、キム・ヒョンギュさんは、元CUBEの新人開発を担当していて、今はRBWで働いている、ということで
ペンタゴンとMAMAMOOと繋がりがあるそうです。
だから両グループともこのプロジェクトに賛同し、イベントに参加してくれたそうです。
1回の手術は約40万〜200万円くらいで、
ペンタゴンやMAMAMOOがイベントに参加すれば、その収益で1人分の手術費をまかなえるんだとか。
ちなみに我らがBTOBのリーダー、ウンさんも参加してます。
「この手術を受けた子どもたちと、いつか一緒に舞台の上に立ちたい」
というキム・ヒョンギュさんの想いが、本当に素敵だと思うのです。
実際に、このプロジェクトで手術を受けた子どもが、
音が聞こえるようになってコンサートを見にきたり、ピアノを習ったりしてるんだとか。
音楽が聞こえない世界に生きていた彼らに、
音楽が届いたなら、どんなに世界が変わるんでしょう。
いつか彼らとこのバンドが一緒にやる、舞台を見てみたいですよね💛
日本でも最近、手話で注文するスターバックスができたこともあり、
少しずつ聴覚障害を持つ人たちが暮らしやすい世の中を目指して変わり始めている気もします。
聴覚障害を持つ子どもたちの教育を支援する団体も増えてきてるみたいです。
いろんな活動がつながって、
どんどん「音楽が聞こえる世界」が広がって、
いつか「音楽が聞こえない世界」がなくなる未来が来たらいいな、と
そんなことを考えた1週間でした♪