こんにちは、Nです(^^)
タイトルの通りではあるんですが、
爽やかなサムネイルとは全然関係ない話を始めますね。
ペンタゴンの12枚目ミニアルバム「IN:VITE U」を聴いて、
みんなが思ったんではないでしょうか。
The Game尖りすぎじゃね????
アイドルってなんだったっけ、、、
アイドルの曲ってどんな感じだったっけ、、、
っていう疑問は一旦置いておいて、
歌詞も歌詞でなんだか怪しいということで、
ちょっとばかし「The Game」を深掘りしていこうじゃないか
という記事になっております。
「The Game」の歌詞については、すきままLanguageをチェック⭐️
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ざっと歌詞を確認したところで、
よくわからん歌詞・単語を見て行こうと思います
↓↓
冒頭部分、ジノ先生によるオペラ歌唱
ヘンデルのオペラ「リナルド Rinaldo」第2幕に登場するアリア、
「私を泣かせてください Lascia ch’io pianga(ラシャ・キオ・ピアンガ)」
の歌詞を少し引用したんだと思われます。
・・・
なんだそれ!って思って調べたら、
多分みんな聞いたことありそうな、有名なやつでした。
みんな大好き、💩さんの声でお届けします。
実際の歌詞はこんな感じ
Lascia ch’io pianga
私を泣かせてください
mia cruda sorte,
私の残酷な運命に
e che sospiri la libertà.
そして自由を恋い焦がれさせてください
確かに、言われてみれば、元の歌詞をぎゅっと縮めた感じもしなくもない。
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この曲が歌われる場面のあらすじはこんな感じ
十字軍の騎士リナルドには総司令官ゴッフレードの娘アルミレーナという許嫁がいます。
ところがエルサレム征服まであと少しというところで、この地を治める王アルガンテの味方である魔女アルミーダにアルミレーナが誘拐されてしまいます。
アルミレーナの美しさに魅了されたアルガンテは、自分の心をあげようと申し出ますが、アルミレーナは自分が欲しいのは〈自由〉だけですと答え、このアリアを歌います。
音楽ことばトリビア ~イタリア語編~ Vol.7 泣かせてください 私のむごい運命を
傲慢で強引な王アルガンテを拒絶し、死を願うことで対抗した場面、とのことです。
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『The Game』の歌詞で言うと、「ため息くらい自由につかせてくれ」っていう直訳になるんですかね?
ため息もつかせてくれない不自由さというか窮屈さの中で、自由を求めている感じでしょうか。
ガリレオ・フィガロ
Let’s keep it up or give it up
このまま進むか 諦めるか
우린 갈릴레오 피가로
僕らはガリレオ フィガロ
ガリレオさんとフィガロさん。
ガリレオさんは、「それでも地球は動いている」のガリレオ・ガリレイさんでですね。
歴史の上では、研究の自由を押さえつける権威に対する抵抗のシンボルとされているそうです。(参考記事)
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フィガロさんは、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の主人公、フィガロさんです。
オペラ自体は、恋愛をテーマにした喜劇のようですが、庶民が貴族を騙してどうのこうの…みたいな要素も含まれていて、権力に我慢してきた人たちの最低限の訴えみたいな感じで、庶民に人気のオペラだったとか。
「貴族として生まれることが偉いのではなく、生まれてから何をしたかが大事」という意味のセリフも有名らしい。(参考記事)
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この2人がセットで登場してくる有名曲ってのがちゃんとあるんですよ。
それが、QueenのBohemian Rhapsody
ガリレオ〜ガリレオ〜ガリレオ〜ガリレオ〜ガリレオ〜フィガロ〜
です(伝われ)
イヤホンで聴くと右左でバラバラに聴こえてくるやつ。
Queenのボヘミアン・ラブソティーの歌詞の中でも、
既存の権力に対する不服従の象徴として扱われているのでは?
という見方が有力なようです。
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👇 QueenのBohemian Rhapsodyについて詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ
ロシナンテ
쉿 조용히 빠르게 달려 (로시난테)
シッ 静かに速く走って (ロシナンテ)
・・・
이 게임을 다 뒤집어 놔
このゲームを全部ひっくり返すのさ
(더 달려 달려 달려 로시난테)
(もっと走れ 走れ ロシナンテ)
ロシナンテは、昔話に出てくる、馬の名前だそうです。
ロシナンテ(Rocinante)はスペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説、『ドン・キホーテ』で主人公が乗る馬の名前。
名前の由来はスペイン語の「Rocín(駄馬)」と「ante(以前)」とされる。すなわち「元駄馬」といった意味で貧相な馬であることを想像させる名前である
Weblio辞書 “ロシナンテ”
安さの殿堂じゃなくて、小説の方です。
あらすじとしては、
「騎士道本にのめり込み、昼夜を問わず夢中で読み続けた主人公アロンソ・キハーノはある日理性を失い、とある妄想に憑りつかれる。
それは騎士道本に描かれた世界はかつて実在し、それを16~17世紀の現代に復活させ、理想の世界を実現させるというものであった。この考えに憑りつかれた主人公は自らを騎士ドン・キホーテと名乗り、遍歴の旅へと出発する。
そしてその行く先々で持ち前の妄想と狂人じみた行動で様々な冒険を繰り広げていく」
名作『ドン・キホーテ』のあらすじと風車の冒険をざっくりとご紹介 スペイン編⑪
↑の引用元のブログでは、わかりやすく、
「主人公は『ワ〇ピース』の世界がかつて実在し、その世界こそが理想の世界であると考えた。主人公は自ら海に漕ぎ出すことでその世界を現代に蘇らせることが可能であると信じ込み、海賊王になるために冒険の旅に出る。」
と現代風に言い換えてくれています。
こう言われるととっても分かりやすい笑
小説としては、ギャグ要素強めだそうで、「ロシナンテ」は主人公の愛馬の名前です。
自分自身を騎士だと思い込んでいる田舎の郷士が跨る馬がもちろんめちゃくちゃ強いわけでもなく、痩せこけた老馬として登場します。
商人と戦う場面では、ロシナンテが転んじゃってドン・キホーテが地面に投げ出されちゃったり、なんとも弱そうな馬です… (元記事)
なので、おそらくそんなに早くは走れないんじゃないでしょうか笑
ここまで、歌詞に出てくる単語を調査していったわけですが、
ここでふと思ったことがあったんです。。
ゲーム、下克上、権力への反抗、弱くて老いた馬、、
もしや…
これ…
イカゲーム??
ということで、
次回、
果たしてThe Gameとイカゲームは関連しているのか否か、
勝手に考察してみようと思います。
なんとまさかの2本立てです。
書き終わってないだけじゃないのとか言わないでください。
頑張ります。笑
※3/30追記
後編出ました〜!
Lascia ch’io, sorte, sospiri la libertà
自由を願い ため息をつくままにさせてください