こんにちは、ゆりです^ ^
10月に渡韓参戦してきた韓国の音楽フェスティバル、Grand Mint Festival2023から帰ってきてから、新しく出会ったバンド「오월오일 / OWALLOIL」と「터치드 / TOUCHED」にすっかりハマってしまった筆者ですが、
TOUCHEDのインスタでこんなニュースが流れてきました。
TOUCHEDが「グラミーアワードが選んだ“あなたが聞くべき10の韓国ロックアーティスト”」に選ばれました!ありがとう!
うん?
なんでしょう、これは。
「グラミーアワードが選んだ“あなたが聴くべき10の韓国ロックアーティスト”」って、グラミー賞に新しい部門でもできて、その候補になったということでしょうか?
そりゃあ最近世界がけーぽっぷけーぽっぷジョングクジョングク言ってるのは分かってるけどついにグラミー賞に新しいK-POP部門でもなくK-バンド部門でもできたんでしょうかそんな流行に流されたふざけた賞がでk
一度落ち着きましょう。
もとを調べてみたところ、別に賞の話ではなくて、グラミーアワードの記者が書いた記事みたいです。
記事のタイトルが、「あなたが聴くべき10の韓国ロックアーティスト」らしい。
サイトに飛んでみると、2024年2月に開催されるグラミー賞を前に、2023年の音楽シーンを振り返りながら、音楽プレイリスト的な感じで様々なテーマでアーティストや曲を選んでいて、その一環で選ばれたみたいです。
どうして日本の聞くべきバンド10選は選んでくれないんだとかどうせまた韓国韓国ばっかりこれはアジア内差別だとか訳の分からんことは、韓国ブログを5年やってる筆者が言えることではないし、平たい顔族同士、アメリカで注目されるのはいいことじゃないか!というわけで、
せっかく選んでくれてるし、LUCYやらJANNABIやら私の大好きなアーティストがいくつか含まれてる!ので、この機会に新しいアーティストや音楽に出会うきっかけにしよう!というわけでこの10組を調べてみようと思います!🔎
選ばれていたのは、
Crying Nut、 자우림 / Jaurim、 잔나비 / Jannabi、 터치드 / TOUCHED、 SURL、 나상현밴드 / Band Nah、 유다빈밴드 / YUDABINBAND、 Silica Gel、 LUCY、 Nerd Connection
の10組。
かなりデビュー歴の長い先輩バンドから、最近ホットな新しいバンドまで幅広く選ばれている印象ですが、どんな音楽を歌ってるバンドなのか、代表曲やらメンバーやらゆる〜く調べていきたいと思います!
知ってるバンドがある人もない人も、ぜひぜひ最後までゆるっとお付き合いください♪
1. Crying Nut
1996年にデビューしたパンクバンドです。韓国人なら誰でも知っていると言われるほど有名なインディーズバンドで、日本のフジロックにも2回出演があるほどの人気バンドだそうです。
すきままブログでは、ドラマ「賢い医師生活」のOSTを紹介したときに、原曲アーティストとして登場したことがあります。
このドラマでカバーされていた「밤이 깊었네 / Oh! What a Shiny Night」の他にも、「말 달리자 / Speed Up Losers」など代表曲が結構あります。世代を超えてみんなで飛び跳ねながら楽しめる音楽がたくさんあって、フェスとかで一度くらい見てみたいバンドです!!
ちなみに、メンバー内に双子がいるそうで(イ・サンミョン(ギター)とイ・サンヒョク(ドラム))、三つ子の筆者にとってはなんだかそれも嬉しい発見です😁
2. 자우림 / Jaurim
1997年デビューの3人組バンド。자우림(チャウリム)は漢字で書くと「紫雨林」で、“자줏빛 비가 내리는 숲”(赤紫色の雨が降る森)という意味だそうです。
ロックバンドですが、とても馴染み深いメロディーの曲が多いと言うか、ブルース寄りだったりポップ寄りだったり、結構ノリノリな曲からめちゃくちゃ心に響くバラードまでいろんな名曲を持ったバンドです。
最近だと、ナム・ジュヒョクとキム・テリ主演のドラマ「스물다섯 스물하나 / 25, 21」が人気になったことで、このドラマのモチーフとなったJaurimの同名の曲「스물다섯 스물하나 / 25, 21」が一気にチャート逆走したことでも話題になってました。
ボーカルのキム・ユナの力強い歌声と溢れ出るカリスマがカッコ良すぎます♪
3. 잔나비 / JANNABI
2014年デビューの2人組バンドです(元々は5人)。いつも自分たちのことを紹介する時は「バンド」と言わずに、「グループサウンド」という単語を使っていて、確かにいわゆる「バンド」というよりは、「グループサウンド」がぴったりくるオルタナティブサウンドなチームだと思います。
2019年に「주저앉는 연인들에게 / For Lovers Who Hesitate」がチャート大逆走で当時ずっと1位だったBTSを抑えて1位になったことで一気に有名になりました。芸能人にもファンが多くて、AKMUのイ・スヒョンが大ファンで、コラボがよく話題になります。
すきままでは単独記事はないんですが、筆者のお気に入りバンドなので、プレイリストに登場してました。
最近は音楽番組のMCをやったり、普通のバラエティーに出たりと、これからもっと人気になりそうなバンドです👍
4. 터치드 / TOUCHED
2021年にデビューした4人組バンド。12月頭まで5人組だったので、写真が5人のしかなかったのですが、今は4人組です。
全員がソウル芸術大学実用音楽科出身のエリートバンドで、2022年にMnetの音楽バンドサバイバル番組「Great Seoul Invasion」で優勝し、一躍有名になりました。
すきままブログ的には、2023年の10月に参戦してきた「Grand Mint Festival 2023」が初めましてだったんですが、めちゃくちゃ強いロックサウンドが魅力的で、一気にハマりました。
何と言ってもボーカル ユンミンがイケメンすぎて惚れます❤️
有名曲としては、出演していたサバイバル番組、Great Seoul Invasionで披露したHightlightやAliveなんかが人気ですが、最新曲の야경 / Night Viewもかなりカッコいい曲です♪
ちなみに、ユダビンバンドと一緒にDingoのRising Voiceにも出演していたので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください!
5. SURL
2018年デビューの4人組バンド。ロックとブルースが基盤のバンドで、1998年生まれの高校の同級生メンバーで結成したそうです。筆者と同い年、ちょっと親近感が湧きます😄
SURLは「説」(설)の英語読みで、「話を聞いてくれるバンド」という意味だそうです。バンドって「俺の話を聞いてくれ!」みたいなのが多いですが(ただの偏見の塊)、「話を聞いてくれる」バンドって、何だか素敵ですね♪
この前で紹介したTOUCHEDが優勝した音楽サバイバル番組、「Great Seoul Invasion」でSURLは準優勝でした。そこから認知度を上げて、今年は日本にもライブに来てたみたいです。来年は一度行ってみたい!
すきままではこの記事が初登場ですが、メインボーカルの설호승(ソル・ホスン)が参加したOST、「너였으면 좋겠어 / I Wish It Was You(ドラマ「それでも僕らは走り続ける」OST)」をすきままLanguageのほうで訳したことがあって、何となくバンドの名前だけ知ってました。
YouTubeで一番人気な曲は「Dry Flower」。日常に寄り添ってくれるような優しいメロディーとサウンドが素敵な一曲です!
6. 나상현씨밴드 / Band Nah
2014年デビューの3人組バンド。 韓国語名の「나상현씨밴드」は、直訳すると「ナ・サンヒョンさんのバンド」です。ボーカルがナ・サンヒョンさんなので、そこから取ったみたいです。あれでしょうか、日本で言う「○○と愉快な仲間たち」的なノリなのでしょうか。
「なじみ深いけどありきたりじゃない、僕たちの普遍的な日常を歌うバンド」だそうです。この言葉のとおり、ガンガンのロックミュージックというよりは、もっとフォーク寄りというか、暖かくて語りかけるようなサウンドが魅力的なバンドだと思います。
Mnetのバンドサバイバル番組「Great Seoul Invasion」では最終8位でした。最近では、キム・ゴウン主演ドラマ「ユミの細胞たち」のOSTにも参加していたり、これからの活動も期待のバンドです!YouTubeで再生回数1位の「덩그러니 / Are You There?」も、最新曲の「찬란 / Shine」も、明るくて「日常を歌う」という言葉がしっくりくる優しい曲たちです♪
7. 유다빈밴드 / YUDABINBAND
2021年デビューの5人組バンド。みんな湖原大学出身だそうです。
バンドの名前にある「ユ・ダビン」は、ボーカルの女の子の名前です。ボーカルの名前をバンドの名前に入れてるのは、Band Nahと同じですね!
ボーカルのユ・ダビンさんはSuper Star K 2016のTOP10に残った実力派で、バンドはこの記事内ですでに4度目の登場、「Great Seoul Invasion」で3位フィニッシュでした。
フォーク、ブルースがベースのバンドらしいですが、ピアノのサウンドがとても素敵な曲が多いイメージです。明るくて前向きで、青春とか春の日差しが似合いそうな曲が多い気がします。
筆者が参戦したGrand Mint Festival 2023にも出てたんですが、タイムスケジュールの関係で今回は生では見れなかったので、来年こそ!生で見てみたいバンドです♪
TOUCHEDと一緒にDingoのRizing Voiceに出てたので、気になる方はぜひ!!
8. 실리카겔 / Silica Gel
2015年デビューの4人組バンドです。「新しくて勇敢なサウンド」を作るバンド、ということで、今まで紹介してきたバンドとは一味違う、サイケデリックでエネルギッシュな音楽が魅力的なバンドだそうです。
もともと2013年に結成された時は8人組で、バンドメンバーにVJという立ち位置のメンバーが3人いました。
ビジュアルジョッキー、ビデオジョッキーの略称。クラブやコンサートなどでDJブース後ろにあるスクリーンに流れる映像を演出する人のことを指す。
つまりは、楽器を演奏しないメンバーが3人いたということですが、これは日本のエアバンドとかそういうことではなくて、楽器を演奏するメンバー+パフォーマンスを作るメンバーということで、それだけSilica Gelが「音楽」だけでなく「ライブパフォーマンス」にもこだわっている、ということみたいです。
音楽もパフォーマンスも、筆者のよく知らなかった世界が広がっていそうで、もうちょっとちゃんと調べてみたくなるバンドです。
有名な曲はNO PAIN、新曲はTik Tak Tok、どっちもファンキーな感じもあるけど、なじみやすさもある不思議な魅力がある曲たちです!Tik Tak Tokはギターソロもめちゃくちゃかっこいいので、ぜひ聞いてみて下さい♪
9. 루시 / LUCY
JTBCのオーディション番組 「スーパーバンド」で結成され2020年デビューにした、4人組バンドです。
この10組の中で、唯一すきまま内で単独記事を獲得している筆者のお気に入りです。
なので詳しくは↑の記事を読んでください!って感じですが、
バンドメンバーにバイオリン担当がいるという、一風変わったバンド編成。でも、それがLUCYの一番の魅力でもあります💖そして、このバイオリンの速弾きがめちゃくちゃかっこいい!
かわいい曲からかっこいい曲、そして心に沁みるバラード曲まで、いろんな曲を持ってますが、最新曲のBoogie Manは今までのちょっとかわいい「青春」って感じの曲とは打って変わって、
かなりカッコいいおしゃれな曲になってます♪
10. 너드커넥션 / Nerd Connection
最後の1組は、2018年デビューの4人組バンドです。
延世大学出身のエリート4人組です。ライブコンテスト「エマージェンザ 2018 KOREA」で優勝し、ドイツの野外フェス「Taubertal Festival」に韓国代表として出演経験あるそうです。
ジャンルはブリティッシュロックとオルタナティブロックが基盤になっているそうですが、「大衆的」というよりかは韓国だけでなく、アメリカとかヨーロッパの海外ドラマとか映画の音楽に出てきそうな、そんな感じのサウンドです。
代表的な人気曲は「좋은 밤 좋은 꿈 / Good Night Good Dream」ですが、
Netflixのドラマ「イ・ドゥナ!」にも結構重要なシーンで登場していて、その時披露していた曲は「Hollywood Movie Star」でした。
ドラマで登場したときからどんなバンドか少し気になっていたので、これから他の曲もどんどん聞いてみたいと思います!
以上、
グラミーアワードが選んだ「あなたが聞くべき10の韓国バンド」を調べてみる回🔎
でした!!
正直調べ始める前は、ほとんど曲を知らないバンドもあったので、何となくバンドの雰囲気と代表曲だけでも調べられればいいかな~くらいのテンションだったですが、
調べていくうちにどのバンドもそれぞれの魅力があって、どの楽曲も素敵で、今月の私のプレイリストにどんどん追加されてました(笑)
好きなアーティストの曲を何度も何度も繰り返し聞くのも楽しいですが、こうやってちょっとしたつながりを見つけながら新しいアーティスト、新しい音楽に出会えるのも素敵だな~と思ったり。来年はどのバンドにはまるのか、ちょっと楽しみです♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
一つでも好きなバンド、気になるバンドが見つかっていたら嬉しいです♪
これからも韓国のインディーズとかバンドとか、いわゆるな「K-POP」じゃないほうの音楽をどんどん調べてみたいと思っているので、ぜひまたブログをのぞきに来てください😄
ではでは(^^)
幻覚剤によってもたらされる幻覚を想起させるさま。派手な色や音楽などに対して言う。