こんにちは、ゆりです^ ^
我らの女神、パク・シネ様の新ドラマ
「シーシュポス:The Myth」
ついに始まりましたね〜〜!!
シネ様のかっこよすぎるアクションに超期待です♬♬
でですね、今回の記事は、タイトルにある通り
「シーシュポスの神話」について事前学習をしておこう📚
という企画な訳ですが、
これには理由があるんです。
久しぶりのパク・シネ主演ドラマというわけで、ワクワクしながら予告編を見たわけです。
予告編だけで絶対アクションもかっこいいし、スピード感のある面白いストーリーになりそうですが、
ここで、わずかな疑問が浮かんでしまったんです。
うん? 世界観が難しそうだぞ?
不安になったので、シネマトゥデイ先生に、あらすじを教えてもらいました。
舞台は2020年の韓国。10年前に事故で兄を失った天才工学者ハン・テスルは、不測の事故でこの世界には“密入国者”という謎の存在が正体を隠して生きていることを知ってしまうことに。敵なのか味方なのかも不明な彼らの秘密を明らかにし、兄の死の真実を追いかけるなかで、テスルは彼のために危険な道を遡ってきた救援者カン・ソヘに出会い……。
シネマトゥデイ (https://www.cinematoday.jp/page/A0007700)より
「密入国者」
「謎の存在」
「道を遡ってきた」
「救援者」。。。。
うーん🤔 なんだか難しそうだ。
そして、ここで思い出してしまったんです。
アルハンブラ宮殿の悪夢を。(違う)
そうです、ヒョンビン×パク・シネという素晴らしいメンバーでお届けした2018年のドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」。
Netflix配信ということで、韓国と同時に日本からもオンタイムで見れる!
と意気込んで見始めたのに、
ARゲームの世界と現実世界が交差するというドラマの世界観に全くついていけず、
途中でリタイアしてしまったんです。
約3年ぶりの新ドラマ、同じミスを繰り返すわけにはいきません。
といっても、やっぱりもうタイトルの「シーシュポス」から若干”??“が浮かんでたんですよ。
というわけで、今回は、
「ドラマの設定がよくわかんなくて見るのやめちゃったんだよね」
とならないために、みんなで一緒に予習しよう!
という回です♬
これを最後まで読めばきっとドラマをもっと楽しめるはず!!
というわけで、ぜひ最後までお付き合いください♬
シーシュポスとは
まず、超基本の「き」からいきましょう。
タイトルにある、「シーシュポス」とは何なんだ、って話です。
シーシュポスはギリシャ神話に登場する神のひとりです。元がギリシャ語なので、シーシュポスとか、シジフォスとか、シシュフォスとか訳されてます。韓国語は「시지프스」(シジプス)でしたね。
このシーシュポスさん、一番有名なのは上の写真にもある「岩」。
シーシュポスはあんまりいい神様ではなかったようで、自分の利益しか考えない自己中な神だったみたいです。
なので、ギリシャ神話の全能の神、ゼウスを欺いてみたり、死の神タナトスを閉じ込めてみたり、
冥府(死の世界)の神、ハデスを騙してみたり、と散々なことをするわけですよ。
他の神をだましすぎたせいで、このシーシュポスが受けることになった罰が、
奈落の底で巨大な岩を山頂まで上げること。
でも、この岩、あともうちょっとで山頂!ってところで必ずその重みで底まで転がっていってしまうんです。
だから、シーシュポスはこれを永遠に繰り返さなくちゃいけなくなった、というお話。
この話が元になって、「シーシュポスの岩」とは「終わらない苦労、徒労」のことを指すそうです。
「シーシュポスの神話」とは
で、多分ここからが本題でしょう。
もちろん、今まで話したこの「シーシュポスの岩」の話が、「シーシュポスの神話」なんですけどね、
それだけじゃドラマと何の関係があるのか全くもってわかりません。
だって、別にこのドラマは実際にシーシュポスが出てくるとか、ギリシャ神話の神々が出てくるような話ではないし、
実際に岩を転がすような話でもありません。
シーシュポスの神話が有名なのは、実はその神話の内容よりも、
1942年にアルベール・カミュという人が「シーシュポスの神話」という随筆を書いたことでさらに有名になったんです。
この随筆がどんな内容か、Wikipedia先生によると、
神を欺いたことで、シーシュポスは神々の怒りを買ってしまい、大きな岩を山頂に押して運ぶという罰を受けた。彼は神々の言い付け通りに岩を運ぶのだが、山頂に運び終えたその瞬間に岩は転がり落ちてしまう。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならないのだった。カミュはここで、人は皆いずれは死んで全ては水泡に帰す事を承知しているにも拘わらず、それでも生き続ける人間の姿を、そして人類全体の運命を描き出した。
Wikipedia”シーシュポスの神話”より
だそうです。
あの、正直言っていいですか、
難しすぎます。
正直もう諦めたい気持ちでいっぱいですが、
この本の感想やらあらすじやら解説やらの記事を大量に読み漁って、たどりついた私の理解がこちら。
的なお話です。とんでもなく難しい哲学的思考を読み解いていかないといけない本で、多分本当はもっともっと深い考察とか深い理解が必要なお話なんだとは重々承知しているつもりですが、
本以前に解説やら感想がもう難しくてリタイアです。この程度で許してください。
天下のカミュ様に失礼すぎるから消せ!
って思った方がいらっしゃったら、素直に謝ります。
ぜひ正しい解説とドラマへの意気込みをコメントしていただけると嬉しいです♬
ドラマはどんな話だろうか?
とりあえず、話の本質を捉えられてるか捉えられてないかという話はここではちょっと置いておいて、(だってこの記事はあくまでドラマの話ですから!)
結論に向かいましょう。
ここでもう一度シネマトゥデイのあらすじを見返してみると、
舞台は2020年の韓国。10年前に事故で兄を失った天才工学者ハン・テスルは、不測の事故でこの世界には“密入国者”という謎の存在が正体を隠して生きていることを知ってしまうことに。敵なのか味方なのかも不明な彼らの秘密を明らかにし、兄の死の真実を追いかけるなかで、テスルは彼のために危険な道を遡ってきた救援者カン・ソヘに出会い……。
主人公のハン・テスルは兄の死の真実を追いかけていて、
カン・ソヘはハン・テスルを救うために道を遡ってきて(未来から来た..?)、
「密入国者」たちは正体を隠さないと生きられなくて、、
と、
意外とこのあらすじだけにも、生きることと死ぬことが隣り合わせな世界観が描かれてるんです。
ここで、カミュ兄さんの「シーシュポスの神話」の解釈を考えると、
私がドラマとリンクするんじゃないかな、と思ったのは、
「人はみんな、いずれ死ぬとわかっていても、生き続けるんだ」
って部分です。
きっと今回のドラマの大切なところは、ギリシャ神話でも、岩を転がすことでもなくて、
「不条理に争ってでも生きていく、ということ」だと思うのです。
きっとこのドラマは、
不条理な世界で、それでも必死に生き続けていく人たちの小さな希望のお話。
なんじゃないかな〜と。
そう思いながらみていきます。
そうすれば、ドラマで超理不尽な事件が起こったとしても、受け入れて見ていける気がするんです。
世の中、突然事故が起こったり、自然災害が起こったり、コロナが広がったり、
何で今突然そうなるんだよ!
って理不尽で不条理なことがたくさんあると思うんです。
それでも、必死で生きていくしかないよね、
それでも、未来に少しでも希望を抱いて生きていこう、
って話だったらいいな〜と思います。(完全に著者の想像です)
そういえば、1話の初めの方で、パク・シネ演じるソヘの父のセリフの中に
사람은 다 죽어
人はみんな死ぬ
って言葉がありました。
シーシュポスの話、随筆「シーシュポスの神話」の話を調べた後だと、
この言葉にも何か意味がありそうな気がしてきますね。
ここまで読んで、どうでしたでしょうか?
少しでも、ドラマに興味を持ったり、何となくどんなドラマになりそうか想像していただけていたら
本当に嬉しいです。。
私もこの記事を書きながら自分で予習してみて、合ってるんだか合ってないんだか、
まだまだわからないことだらけですが、
この答え合わせも兼ねて、ドラマを楽しんで見ていけたらいいな〜と思います♬
ぜひ、みなさんの解釈もコメントしていただけたらとっても嬉しいです!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ではでは^ ^
人間ってどんなに今頑張って、辛いことを耐えて生きようが、どうせ死ぬよね?それってすごいひどい話ですよね?不条理じゃない?
どうせ死ぬんだから頑張ったって意味ないって諦めて自ら死を選ぶのか、
「どうせ死ぬ」という事実から目を背けて、明日へのわずかな希望を抱いて生きていくのか、
全部わかった上で、やっぱり生きてくのが人間なのか、、、